『チキンになろう』運営本部の片隅にある『チキン捜査課』の三羽が、廃園になった遊園地に訪れた。（鶏です）

［貴方にもう一度逢いたかった］
あなたはこんなことを言われたらどう思うか？

クルトは夢に出てきた少女になぜか惹かれ、その影を追った。そして、大事なものを失いながら、クルトは前に進むために足掻く。

ぼくがこの観覧車に閉じ込められてどれくらいの時間がたったんだろう。
ぼくにできることは観覧車をゆっくりとまわすことだけ。
ぎしぎしとさびついてきしむ観覧車のてっぺんで、暮れていく死んだ遊園地を見下ろしながら、ぼくは今日も変わってくれる人をさがしている。

夏のホラー2017参加作品になります。

夢と現実の狭間でたゆたう「彼」の視点で進行する家族の物語。次々と違うアトラクションを乗り継ぐように展開する話をお楽しみ下さい。

上司との出張帰りに寄ったサービスエリアの隣には、廃園になった遊園地があった。
『ご希望の方は案内係に』
『ご利用後のクレームは一切受け付けません』
観覧車に乗って、ゆっくり地面から離れて、遠くが見渡せるようになって、その時初めて気付いた取り返しのつかないこと。

夏のホラー2017参加作品です。

夏のホラー2017参加作品です。

一つ目は、パニックホラー。　アクアツアー内で起こる恐怖。
二つ目は、観覧車で幽霊と対決する、将棋名人の話です。

霊能力者である天眼寺昴は依頼を受けた仕事についての報告をしにやってきた。

肝試しに行った四人の男女の話。

遊園地に現れるという少女の幽霊を巡るホラー作品です。

ちょっと気持ち悪い物体が出てくるので残酷な描写ありにしました。
ボーイズラブではないです。

遊園地を舞台にした怪談の短編を二本立てにしています。夏の清涼剤にいかがでしょうか。

バーで一人で飲んでいると、男が話しかけてきた。

どうやら話を聞いて欲しいようだ。

聞こうとしたその話はウワサの裏野ドリームランドの話で──

　一人で心霊スポットを探索することが趣味の三郎くんは、噂を聞きつけ廃園した裏野ドリームランドの観覧車へとやってきました。
　
　さび付いた観覧車の中には、赤黒い大きな卵を抱えた一人の女が立っていたのです。

ルポライターの仁木直人は、１０年前より以前の記憶がなかった。その鍵を握るのは、裏野という地図にも載らない田舎町にある遊園地。だが、そこは、仁木の記憶が失われたのと時を同じくして、１０年前に廃園となっていたのである。
仁木は、ある日を境に同じ夢を見るようになった。そして、その夢に誘われるように、東京から遠く離れた裏野を訪れる。
「裏野ドリームランドの廃園」……１０年前の新聞記事の写しを握りしめて訪れたそこは、賑やかな音楽と子供たちのはしゃぎ声に包まれた、活気ある場所であった。

ある日私はレストランで奇妙な男に出会った。

皆さんは、百物語というのをご存じだろうか？
そう、怪談話で有名なあの物語。

実際にそれが出るので、百話をせずに９９話で朝を迎える会が多いらしい。
そして、実際に１００話まで行かなくても、途中でそれが現れたという話もあるという。

そう、百物語は、繰り返される現象に怪が集まっているのだといえるのだ。

暗闇の中、膝を抱える僕は、この瞬間にそう理解していた。

営業不振と社長の自殺によって廃園になった遊園地『裏野ドリームランド』。そこに纏わる七つの噂を検証してほしいという依頼を受け、玻璃歩美は現地へ赴いた。そこで歩美が知った事実とは？

　裏野ドリームランドにまつわる七つの噂。
　そのウワサの真相を、関係者にインタビューして纏めた記事が掲載されている都市伝説投稿サイトが有る。
　不人気サイトだから、以前から訪れる者も少なく、管理人が放置してしまった後は、完全に忘れられて電子情報の海の底に埋もれたままになっている。
　そこに掲載されている記事を読むと、それぞれの謎には一見合理的な解釈が付いているように思えるのだが、読み進めていく内に微妙な「違和感」が蓄積されて行く。
　この記事を書いた人物とサイト管理人は、なぜ更新も削除もせずに、サイトを放置するに至ったのだろうか？

一年ぶりに集まった、裏野ドリームランド・夏期バイトメンバー。
ランドは閉園してしまったが、彼らは未だに連絡を取り合って同窓会をするほどの仲だった。
思い出のファミレスに集まった面々は、今だから話せる裏野ドリームランドの七不思議の真相を、一人ずつ語っていく。

※7月13日完結後、21日に週間ホラーランキング1位になりました。
　読んで下さった皆様、ブクマ・評価・コメント・感想・レビューして下さった皆様ありがとうございました！

かつて裏野ドリームランドを訪れた青年がいた。彼はそれぞれの場所で様々な実験を行い、いくつかの結果を得た。実験結果は公表されず、彼も帰っては来なかった。

閉園した裏野ドリームランド。廃墟になってから次々と起こる、様々な怪奇と恐怖。不気味な世界が扉を開ける。