ある日私はレストランで奇妙な男に出会った。

「裏野ドリームランドのミラーハウスに行けば生まれ変われる」そういうネットでの噂を信じた男は、満たされない人生をやり直そうとそこへ向かう。
　すでに廃園になっている敷地内に立ち入った彼は、そこで真の孤独の恐怖を味わう。
　果たして彼は無事に「生まれ変わる」ことができるのか……。

新人記者として入社した田辺明は、小学校時代の友人からメールを受け取る。その内容の重さと、託された思いに混乱する明。
小学校時代の友人からのメールはその存在を根底から覆すものだった。
しかし、明はそのメールの内容を忘れて、ファイルも謎の現象で消失してしまっていた。
先輩記者の藤坂亨に報告した明は、突如その場所への取材を指示される。
そこはかつて自分が暮らしていた裏野市、そこにある裏野ドリームランドをめぐる
過去と現在の愛憎。
はたして明は失ったメールの内容を、再び取り戻すことができるのか。

皆さんは、百物語というのをご存じだろうか？
そう、怪談話で有名なあの物語。

実際にそれが出るので、百話をせずに９９話で朝を迎える会が多いらしい。
そして、実際に１００話まで行かなくても、途中でそれが現れたという話もあるという。

そう、百物語は、繰り返される現象に怪が集まっているのだといえるのだ。

暗闇の中、膝を抱える僕は、この瞬間にそう理解していた。

営業不振と社長の自殺によって廃園になった遊園地『裏野ドリームランド』。そこに纏わる七つの噂を検証してほしいという依頼を受け、玻璃歩美は現地へ赴いた。そこで歩美が知った事実とは？

夏のホラー2017参加作品。
【閲覧注意】です。
血が苦手な方はご注意下さい。

五年ぶりの故郷。
たけちゃんとのドライブ先は……

企画お題のウワサ６、メリーゴーラウンド。
『メリーゴーラウンドが勝手に廻っていることがあるらしいよ。
　誰も乗っていないのに。
　明かりが灯っているのはとても綺麗らしいんだけど、ね』
より。

　雨の匂いが近づく夏の夕暮れ時、一人の青年が小さな喫茶店を訪れる。店主は冷たいアイスコーヒーを振る舞いながら、裏の潰れた遊園地にまつわる不思議な話を語り始めた。それは、ミラーハウスから逃げ出してきたという奇妙な男の物語であった。
　
　夏のホラー2017参加作品です。
　短編のつもりでしたが、前後編となりました。

　裏野ドリームランドにまつわる七つの噂。
　そのウワサの真相を、関係者にインタビューして纏めた記事が掲載されている都市伝説投稿サイトが有る。
　不人気サイトだから、以前から訪れる者も少なく、管理人が放置してしまった後は、完全に忘れられて電子情報の海の底に埋もれたままになっている。
　そこに掲載されている記事を読むと、それぞれの謎には一見合理的な解釈が付いているように思えるのだが、読み進めていく内に微妙な「違和感」が蓄積されて行く。
　この記事を書いた人物とサイト管理人は、なぜ更新も削除もせずに、サイトを放置するに至ったのだろうか？

一年ぶりに集まった、裏野ドリームランド・夏期バイトメンバー。
ランドは閉園してしまったが、彼らは未だに連絡を取り合って同窓会をするほどの仲だった。
思い出のファミレスに集まった面々は、今だから話せる裏野ドリームランドの七不思議の真相を、一人ずつ語っていく。

※7月13日完結後、21日に週間ホラーランキング1位になりました。
　読んで下さった皆様、ブクマ・評価・コメント・感想・レビューして下さった皆様ありがとうございました！

僕は天海先輩に恋をした。一目惚れだった。だから彼女が部長を務める文芸部に入部した。僕は彼女から、裏野ドリームランドに関する不気味な話を聞いた。「私、今夜死ぬから」と彼女は言った。

かつて裏野ドリームランドを訪れた青年がいた。彼はそれぞれの場所で様々な実験を行い、いくつかの結果を得た。実験結果は公表されず、彼も帰っては来なかった。

閉園した裏野ドリームランド。廃墟になってから次々と起こる、様々な怪奇と恐怖。不気味な世界が扉を開ける。

　彼女に振られてしまった俺は半分ヤケクソで『一人遊園地』を満喫する為に家を出た。逆回転する観覧車に一人で乗る時の注意事項は『決して頂上で振り向かないこと』。それは過去の惨劇への片道切符。夏のホラー2017企画参加作品。

オカルト研究会のメンバー、ケント、リョウタ、カナコ、マユカの四人は、廃園した遊園地、裏野ドリームランドのウワサを検証すべく、夜の裏野ドリームランドへと出向く。果たして、ウワサは、本当なのだろうか。

夏のホラー2017参加作品、ウワサ４のミラーハウス。
まだウラノドリームランドが営業していたころの話。

純二は、中学校の友人タケシ、サトル、マサシと一緒にウラノドリームランドに遊びに行った時のお話。

真夏のある日。
二人の若者は、夢とロマンを釣りに廃墟となった遊園地へ出掛けた。
『裏野ドリームランド』。どうやらそこには、奇妙な噂があるという。

オカルトサイト『都市化活』
そこで裏野ドリームランドのページを見つける。各遊具のページを見ていくうちに観覧車のページだけ違和感を覚えた。
その違和感に興味を持った私は肝試しへと向かう。

　「私」はかつて小学生だった自分が熱望した裏野ドリームランドへと、再び足を踏み入れていた。隣にいるのはあの頃と同じく両親――ではなく、インターネットの廃墟探索サイトで知り合った同好の友たちだ。