鋭い感覚を持つ大学生の青年、水落は、高校のクラスメイトから、失踪した義姉を捜してほしいと頼まれる。調べていくうちに、分かってきたのは、「裏野ドリームランド」といういわくつきの廃園になった遊園地で……。　
ホラー＆ミステリー風味の連作、心霊ダウザーシリーズ第二弾。この話だけでも読めます。　
　
☆夏のホラー2017参加作品　裏野ドリームランドの公式設定使用

　とある街で営業している巨大テーマパーク『裏野ドリームランド』。
　そこには数年前から『奇妙なウワサ』があるという。

　「子供が行方不明になる遊園地」
　「ジェットコ―スターの事故」
　「謎の生き物がいるアクアツアー」
　「人格が変わるミラーハウス」
　「ドリームキャスルの拷問部屋」
　「勝手に動き出すメリーゴーランド」
　「観覧車から聞こえる声」

　だから「この話」は、その数ある「ウワサ」の一つに過ぎないのだろう。
　悪意や恐怖の混じった「ウワサ」でしかないのだろう。
　「ウワサ」は結局のところ「ウワサ」のまま。「真相」は誰にも分からない。
　
　この物語が、例え本当にあった「事実」だったとしても。

　※これは『夏のホラー2017』参加作品です。

ナイトパレードの人ごみの中を逆行する少女がいる。
はぐれた妹を探す少女は、案内人の女性に連れられて、夜の裏野ドリームランドの不思議な光景を目の当たりにする。

4人の中学生が向かったのは、子供が消えると噂の遊園地。

廃園になった遊園地に忍び込んだ4人。

どうします？そこで。

カタチを持たないバケモノに出会ったら。

極々平凡な人生を歩んできた俺は明日に重要なミッションを抱えていた。
そう、オフ会だ。
そんな大事な日を前に、俺の手元には未来日記のお試し版があった。
その未来日記の予想した内容がとんでもなく妙な内容で俺は明日どうなってしまうのだろう。

天野悠美は、夏休みに入る直前、家の前に置いてある小箱を見つける。小箱には緑の果実の封筒に入った裏野ドリームランドのチケットが入っていた。緑の果実の匂いを嗅ぎ、その手触りを確かめた悠美は、それが2年前に行方不明になった親友、美樹の匂いと肌触りにそっくりなことに気がついた。美樹が助けを求めている、そう直感した悠美は、親友の友美、その男友達守とに頼んで、一緒にカンカン照りの午後、裏野ドリームランドの探検に出かける。三人はミラーハウスで穴に落ち不思議な世界に迷いこむ。そこで見たものは樹にされてしまった美樹だった。友美も守も捕まってしまう。悠美は捕らえられ幽閉されたが、親友の果実を食べて生まれた子供に助けられ、裏野ドリームランドを脱出する。

　黒いシルクハットに黒いタキシード──夏の日射しに似合わない、ホラー定番の黒い格好をした男……。井戸端会議中の奥様方に近づいて、笑顔で問いかけた。「この辺に遊園地があると聞いていたんですが、何かご存知ありませんか？」
　美形の男に、噂好きな奥様方は、食いついた。
（昼ドラ風（？）、大人テイスト作品）

　（１１話で完結。１３０００文字位。奥様と書いてあっても、奥様にはおすすめしません。品なし？）

似たモノ夫婦だなんて言いますが、

あまり似すぎると……

えらいことになりますよ。

遊園地を舞台にした怪談の短編を二本立てにしています。夏のホラー２０１７のための短編第二弾です。夏の清涼剤にいかがでしょうか。

それでもあなたは廃墟に行きますか？夏のホラー2017企画作品

「『赤濁の世界』に行く儀式のウワサ、知ってる？」

「あぁ。　あの、視界が真っ赤に染まる、っていう変な儀式みたいな奴のこと？」

「10年前、裏野ドリームランドのミラーハウスで起きた事故。　あれと、その『赤濁の世界』って関係あるらしいよ。」

「その儀式やり過ぎると、ミラーハウスにある、本当の『赤濁の世界』に引きずり込まれるってウワサだよ……なんか怖くない？」

「でも、ちょっと面白そう！　みんなでやってみようよ！」

ドロリとした血が、口の中で広がり、お互いの唾液と混ざり合って、クチュクチュと淫らな音を奏でていた。

授業が終わって帰ろうとしたらクラスメイトが話しかけてきた。
何でも不思議な体験をしたから聞いて欲しいらしい。

いらっしゃいませ、ようこそ地獄の遊園地へ（夏のホラー2017作品）

とりあえず書きましたがいろいろいじっているためいびつな部分があるかもしれません。
それとあまり怖くないかもしれません。

裏野ドリームランドの噂の一つ、『ミラーハウスの入れ替わり』

それを確かめるために、啓太は友達三人とミラーハウスへと向かう。

果たして、啓太は無事に帰ってこれるのか、それとも……

　なんだか、奇妙だなと思いました。
「どうして、佐藤Ｃ'さんの頭を割ったんですか？」
　同じ顔をしたものを殺害する動機に、わたしは瞬時に思い至れませんでした。

　わたしとわたし。あなたとあなた。狂乱のミラーハウス・ストーリー。

あと数日の寿命しかない妹

彼女が望んだのはかつてあったという遊園地を見たいというものであった

夢の城に踏み込んだ時、ある五人に絶望が降りかかる。